イヌのワクチン
5種混合ワクチン
7種混合ワクチン
・コアワクチン(5種混合ワクチン)
生後2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月に3回接種。1年後に接種しその後は3年毎の接種。生ワクチンというタイプであるため一度免疫が成立すると長く効きます。
初年度に適切な接種を行うことでその後3年ごとの接種が可能になります。
※ただし、個体によっては3年以内に体内の抗体価が下がる場合もありますので、毎年抗体価検査を受けて接種時期を確認することをお勧めいたします。
・ノンコアワクチン(レプトスピラ感染症)
初回2〜3回接種後、年1〜2回接種。
ネズミが病原体を運び、人にも感染する伝染病です。
最近愛知県でもしばしば発症がみられるようになりました。アウトドアが好きな方や家にネズミがでやすい環境の方は接種をお勧めします。また近年の台風や豪雨による河川の氾濫、下水の逆流により住宅街への浸水が多くなりました。このときに病原体が拡散される可能性も否定できませんので、なるべく接種する事をお勧めします。このワクチンは不活化ワクチンというタイプであるため生ワクチンのように効果が長持ちしません。年1回接種を希望される方は、レプトスピラは夏から秋にかけて感染しやすいため、春に接種されることをお勧めします。
猫のワクチン
3種混合ワクチン
FeLVワクチン
・コアワクチン(3種混合ワクチン)
生後2ヶ月・3ヶ月・4ヶ月に3回接種。以後1年毎の接種。
猫の接種間隔は、海外のガイドラインは3年に1回とされており、国内でもこの基準ので接種している病院はあると思います。海外は3種混合ワクチンが1種と2種の二本に分かれており、効果の持続が安定しない2種の方は毎年接種されています。3年毎に接種されているのは効果が長く続く1種(汎白血球減少症)です。我が国のワクチンはこの二つが1つにまとまって3種なので今のところ毎年接種としています。しかしながら、飼育環境によっては3年毎でいいこともありますのでご相談ください。
・ノンコアワクチン(FeLV:ネコ白血病ウイルス感染症)
初回2回接種後、年1回接種。
3歳齢まで同居猫にFeLVの猫がいる家,または外に遊びに行く猫にお勧めします。家内で単頭飼育の猫には接種する必要がありません。4歳以降は個々の免疫でワクチンを接種している猫同様の防御能力があるので接種の必要はありません。